もし神様が現れて、「1日だけ高校生に戻してあげよう」と言ってきたら──。
僕はたぶん、全力で泣きながら土下座する。
「お願いです、1日じゃ足りません!最低でも2週間ください!」って。
それくらい、やり直したいこと、やり残したこと、やってみたかったことが山ほどある。
でもこの記事では、みんながちょっとだけ“高校の自分”を思い出してニヤけるような話を、
経験談と妄想をたっぷり絡めながら書いてみたい。
黒板に好きな子の名前をこっそり書きたい
思春期という地雷原のど真ん中、告白する勇気なんてなかった。
でも「もし名前を書いてもバレなければいい」という設定ならどうか。
名前の横にハートマークとか書いてさ、誰も見てないフリして振り返って。
あのドキドキをもう一度味わいたい。
もしかして誰かが自分の名前書いてたりして…なんて淡い期待も含めて。
でも現実は黒板消し係に真っ先に消される。
髪を染めてみたかった(めっちゃ怒られたい)
校則が厳しかったうちの学校。前髪が眉毛にかかってるだけで指導対象。
なのに今の高校生たち、めちゃくちゃおしゃれで自由でびっくりする。
一度でいいから金髪にして登校して、職員室呼び出されてみたかった。
怒られながらも「いや、これ文化祭の演出っす」とか言い訳してみたい。
結果、3日間の謹慎処分を食らって大反省、でもそれもまた青春。
もう一回、部活の朝練で吐きそうになりたい
あの頃、朝練は地獄だった。
冬の暗いグラウンド。冷たい空気。
先生の「声が小さいぞーー!」が朝一で響く、あの独特のテンション。
でも今思えば、なにかに本気で汗かくって、あんな貴重な時間なかった。
筋トレ後に飲む粉っぽいプロテイン、先輩の意味不明なルール、部室の臭さ。
全部、なんだかんだ愛おしい。
今?
筋トレ3分で膝やられます。
好きな人に「消しゴム貸して」って言いたいだけの人生だった
当時、クラスの女の子に「○○くん、消しゴム貸して」って言われただけで1週間は幸せだった。
あの儚さ、なんなんだ。
名前を呼ばれた、しかもフルネームじゃない。
自分という存在を認識された、その奇跡に感動してた。
貸した消しゴムが戻ってきたとき、なぜか匂いを嗅いでしまった奴、正直に名乗り出ろ。
…はい、私です。
放課後の教室で、意味もなく居残りたい
放課後、教室に一人残って外をぼーっと見てたあの時間。
今思えば、人生で一番“無意味で贅沢な時間”だった気がする。
誰もいない教室。オレンジ色の光。少し開いた窓から聞こえるチャイム。
好きだった女の子が偶然やってきて、
「あれ、まだいたの? なにしてんの?」って。
何もしてねぇよ。でも、ずっとここにいたいだけなんだよ。
校門の前で「ちょっと寄り道しようぜ」って誘いたい
学校帰り、まっすぐ帰るなんてもったいない。
でも寄り道して怒られるのも面倒だから、コンビニにちょっと寄る程度の背徳感。
そのちょっとが、めちゃくちゃ楽しかった。
ジュース買って、駄菓子屋行って、公園で意味もなく座って。
何を話したかなんて覚えてないけど、帰りたくなかったのは確か。
あの「あと5分だけ…」の感じ、今じゃ味わえない。
スマホじゃなくて、手紙で告白したい
今の高校生たちはLINEで告白するのが当たり前らしい。
それも便利でいいけど、
“便箋と封筒と、ちょっと震える字”って、やっぱり味がある。
「読んでくれたら、返事はいつでもいいです」
そう書いて渡した手紙。返事が来るまでの3日間が、人生で一番長かった。
でもたぶん、一番“生きてた”とも言える。
で、結局なにがしたいんかって?
戻れたらやりたいこと、数え切れない。
でも、結局一番やりたいのは──
「もう一度、“今”を全力で楽しむ」こと。
あの頃、バカみたいに笑った。
どうでもいいことで本気で怒った。
未来が不安でたまらなかったけど、今日が楽しかったら、それでよかった。
今の自分はどうだろう。
予定、タスク、SNS、比較、疲れ、締め切り。
大人になって得たものはたくさんあるけど、失った“余白”もある気がする。
だからこそ、高校生に戻りたいと思うのかもしれない。
おわりに
「高校生に戻ったらしたいことってある?」
そんな問いかけは、ただの妄想で終わらせてもいい。
でも、ときどき思い出してみてほしい。
あの頃の自分が、今の自分を見たらどう思うか。
きっと言うよ。
「お前、ちょっと疲れすぎじゃね?」
たまには、高校時代の自分に会いに行こう。
あいつは不器用だったけど、めちゃくちゃ全力で、最高に生きてたから。